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片桐 政樹
Radioisotopes, 44(9), p.679 - 680, 1995/00
放射線検出器の最も重要な性能の1つであるエネルギー分解能が従来の検出器に比較し格段に向上することから極低温放射線検出器の研究が国内外で精力的に進められている。本検出器は原理により大きく分けて3種類であり、超伝導トンネル接合放射線検出器、弾道フォノン型放射線検出器、カロリーメータ型放射線検出器にわけられる。本報告は、これらの検出器の検出原理、研究過程及び研究の状況をレビューしたものである。
片桐 政樹
電気評論, 0(7), p.30 - 34, 1994/00
近年、次世代の放射線センサとして国内外において極低温における物理現象を利用したセンサの開発研究が精力的に進められている。これらのセンサは用いる物理現象により、(1)超電導体が低いエネルギーギャップを持つことを利用したセンサ、(2)放射線が検出媒体と作用し発生する弾道フォノンを利用したセンサ、及び(3)極低温時において検出媒体が非常に低比熱となることを利用したセンサに大別される。これらの放射線センサは重要な性能であるエネルギー分解能が従来の半導体放射線センサに比較し格段に向上することが期待されている。以上のセンサについて、国内外の論文をレビューし、現状の研究状況、問題点及び将来の展望についてまとめた。